読書

『言葉を使いこなして人生を変える』を、ゆっくりゆっくり読んだ

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こんにちは。いしざわです。

はあちゅうさんの『言葉を使いこなして人生を変える』を読みました。

ゆっくり読むエッセイ

本書は、note「月刊はあちゅう」「はあちゅうTwitter(@ha_chu)」のうち、言葉に関するエッセイやコメントを抜粋、加筆修正したものです。

余白も多く、文字を追うだけなら、遅い人でも2時間もあれば十分です。

僕も初めは、そのように読もうと思っていました。

ところが不思議なことに、僕は3日くらいに分け、ゆっくり読むことになりました。

言葉は、願い、あるいは祈りのようなものだとたびたび思う。
たとえば、「怒っている」という言葉を使うと、その人は怒っていることになるけれど、実際には、怒っている、という言葉を使うことによって、怒っているということになるのだから、それは自分に対して「怒る」という呪文によって魔法をかけたことと同じではないかと思ったりする。

こういう文章を読みながら、ぼんやり考え事をしたからです。

「ああ、これはおもしろい本なんだ」

と思いました。

僕は、とても気持ちのよい読書体験ができました。

小説のようなエッセイ

書かれている内容に「共感する、同意する、あるいはしない」ということは、あまり考えませんでした。

それこそ、はあちゅうさんの言う通り、

言葉というのは、伝えたいことを伝えるための道具にすぎないはずなのに、しばしば私は言葉自体の美しさに心を奪われて、いてもたってもいられなくなる。

という状態だったのかもしれません。

本書の中で、僕が一番好きな箇所はここです。

 ピンチのときって、「これはピンチだ……」とはなかなか思わない。
 ピンチのど真ん中で、「これはピンチ」と思うようなほどほどの困難とは?そんな屁理屈をこねながら思い出をぺらぺらめくっていると、私の人生の中で、「このときはピンチだった……」と思ったことが一つみつかった。
 高校時代、痩せるために週一で通っていた市民プールで水から上がった瞬間、タオルを忘れたことに気づいたときだ。
「夢であってほしい」と思いながら更衣室へ戻って、開けたロッカーの中に、やっぱりタオルはなくて、「だよね、だよね、だよね、知ってた」と自分にツッコミをいれながら、かろうじてカバンの中に入っていた消費者金融のティッシュで体をふいた。

僕は小説が好きなので、小説家が書くものをよく読んでいます。

作家が書くエッセイは、しばしば小説の断片のように見えることがあります。

僕は、この箇所を読んだとき、小説を読んでいるような感覚になりました。

はあちゅうさんのエピソードとして読んだというよりも、「主人公の心の動きとその情景」を読んだ気がしたのです。

共感もした

共感云々は考えなかったと書きましたが、もちろんまったくなかったわけではありません。

・私は嫉妬で忙しい。

・ビヨンセとかテイラー・スウィフトに嫉妬して眠れない夜とかあるんだろうか。
あったらいいのに。

はあちゅうさんでもそうなのかぁ。

とにかく、行動あるのみですね。

それおもしろいね

いやあ、いい本でした。

言葉を仕事にするって素敵なことだなと思いました。




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