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カフカの『城』をなんとなく読んでいるが、次に読むときは、地図を片手ぶ読んでみようかしら。

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620ページあるカフカの『城』。

読み進めて、ただいま442ページである。

物語はおそらく、終盤に差し掛かっている。

もうすぐ終わってしまうと思うと、少しさびしい。

何度か書いているとおり、これが小説の醍醐味だ。

「読み終わりたくない」という感情を楽しむのが、よい小説体験なのだろう。

わたしは文学の地図を持たない

高橋源一郎さんの『デビュー作を書くための超「小説」教室』という書籍がある。

そのなかで高橋さんは、こんなことを書いている。

自分でいうのもおかしいけれど、わたしは選考委員に向いている小説家だと思います。
では何をもって、「向いている」と言っているのか。
そこには、文学史地図をもっているかどうかが、大きく関わっているような気がします。
かつて小説家たちは、近代文学があって、戦後文学があって、アメリカ文学があって、フランス文学があって……というような、歴史と地理がマッピングされた、文学史の「地図」をもっていました。領域としては、本来、評論家や歴史家が専門とするところかもしれません。
小説を読むこと(あるいは、書くこと)は、文学史から自立した体験です。けれども、読書体験とは べつに、教養として読む、文学史の「地図」を片手にした読み方を、していたのです。

このあと、現代の作家の方は、こういう読み方をしない(でも、いい悪いではない)という話が続く。

わたしは今まさに、この地図なしでカフカを読んでいる。

だから、本当には『城』を読めていない可能性が高い。

だから、地図を獲得したあとに、もう一度読んでみたいと思う。

いつになるかはわからないが。

ちなみに『城』は、実存主義文学の最高峰という位置づけらしい。

現時点でのわたしの教養では、なんのことかわからない。

ただ、序盤で文庫版のカバーの説明を読み、「実存主義」という言葉をひっかけながら読むと少し違う。

測量師Kが、城に呼ばれたにもかかわらず、なぜか城にも行けないし測量師もさせてもらえない状態に、少なからず考えたりもする。

「地図」をもっている人は、こういう楽しみがもっと深いのだろうと思うと、羨ましい限りだ。




■わたくし、学びのヒミツ結社の代表をしております
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自己紹介

いしざわ(空論家)

いしざわ(空論家)

職業:空論家、トレーダー。
スキル:事業企画、株式トレード、ファシリテーション、アイデア創出
関心範囲:ライフログ、学び、資産形成
解決したい社会問題:普通の30代以上がどんどん苦しくなる件。ザコでも無職でも楽しく生きられることを、自身の経験をもとに伝えたい。
・上記を実践しようとして、トレカ屋さんでアルバイトに応募しているが、なかなか受からない。 [詳細]