それおもしろいね序章

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『日本株はバブルではない』(藤野英人)感想 伊藤レポートを正しく理解して、今こそ日本株を買おう! その1

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レオスキャピタルワークスCEO藤野英人さんの『日本株はバブルではない』を読んだ。

日経平均が2万円になり、自分の保有する日本株たちをどうするか思案中だった。
本書のタイトルが書店で目に入ってきた。
買ってみた。
藤野さんの著書を手にとるのは、『投資家が「お金」よりも大切にしていること』に続いて2冊目だ。
『投資家が〜』がとても勉強になったので、今回も期待して読んだ。

今水面下で静かに進んでいる歴史的な変革

・日本の上場企業と株式市場が今、大きく変貌を遂げ始めているのです。
・私は株式投資の世界で20年以上ファンドマネージャーとして活動してきましたが、今ほど業界全体が地殻変動を起こし始めていると感じたことはありません。
・この時代の大きな転換をきちんと捉えられるか捉えられないかによって、10年後、20年後に資産面で大きな差がついてしまう可能性があります。

歴史の変わり目といったらおおげさなのかもしれないが、世の中の大きく変化はとらえたい。
わたしは、歴史の本を多く読むようになった。
以前にライフネット生命の出口社長の講演を聞き、「歴史には多くの人の失敗談が書いてあるのがいい」という考え方を学んだ。
たとえば明治維新のように、世の中が変わるときには、得をした人がいる。
その人たちが何をしたのか、とても興味がある。

伊藤レポートの衝撃

・「黒田バズーカ」のハデさに目を奪われる裏で密かに進行している「仕掛け」があります。
・新しい「仕掛け」というのは、「伊藤レポート」、「スチュワードシップ・コード」、「コーポレートガバナンス・コード」の3つです。
・この伊藤レポートはアベノミクスの成長戦略の核心部分を担うものであり、おそらくここから10年はこのレポートの指摘する方向に向かって上場企業と株式市場が変革を進めていくと想います。
・日本企業が今後も成長していくために必要なのは、「伊藤レポート」にある通り「持続的に資本効率を高めること」です。

伊藤レポートは正式名称を、『持続的成長への競争力とインセンティブ〜企業と投資家の望ましい関係構築〜』といい、経済産業省によって、伊藤邦雄・一橋大学大学院商学研究科教授を座長として取りまとめたレポートのことだ。

資本効率を持続的に高めるには、
ブラック企業のように人を使い捨てるべきではないし、金儲け主義に走ってユーザーを裏切ることも得策ではない。
持続的に、というところがポイントだ。

本書は、株主が「もの言う株主」へ変わることが必要だと説く。

・そうすることによって企業の改革が進み、持続的な高収益性と株高が実現すれば、投資家自身の資産も増えますし、株式などで運用している年金資金も増えることになります。

伊藤レポートでは投資家や株主がそれぞれの役割を果たして企業のパフォーマンスと資産運用のパフォーマンスを上げていく状態を「資産運用大国」と表現しているそうだ。
そのための第一歩は企業が現金(内部留保)を吐き出すことで、すなわちM&Aや増配、自社株買いをしようという話だ。

伊藤レポートの概要

  1. 企業と投資家の「協創」による持続的価値創造を
  2. 資本コストを上回るROE(自己資本利益率)を、そして資本効率革命を
  3. 全体最適に立ったインベストメント・チェーン変革を
  4. 企業と投資家による「高質の対話」を追求する「対話先進国」へ
  5. 「経営者・投資家フォーラム(仮)」の創設

出元はこれなのかもしれないが、指標としてのROEへの注目度が増している。
今後、個人が株式投資をする場合にも「持続的にROEが上がりそうか」という視点で銘柄選定するのが良さそうだ。
ちなみにROEは「純利益/自己資本」で計算され、企業が株主から集めた資本を使ってどれだけ効率的に利益を出しているかをはかるものだ。
これまでの日本の停滞が「非効率」に起因するものだという仮説のもと、今注目度が上がってきているというわけだ。

伊藤レポート

まとめ

証券営業をしていた10年くらい前に、「現金をたくさん保有している日本企業に投資するファンド」を販売した記憶がある。
そのときは海外企業によるM&Aがさかんになっていたからだ。
今また、(きっかけは違えど)「現金持っていないで何かしてね」という意見が強くなる時期なのだろうか。
(声が強くなくてもそうしたほうがいいのはもちろんだ)

その2に続く

<これはまだ出ていないが、おもしろそう>




■わたくし、学びのヒミツ結社の代表をしております
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自己紹介

いしざわ(空論家)

いしざわ(空論家)

職業:空論家、トレーダー。
スキル:事業企画、株式トレード、ファシリテーション、アイデア創出
関心範囲:ライフログ、学び、資産形成
解決したい社会問題:普通の30代以上がどんどん苦しくなる件。ザコでも無職でも楽しく生きられることを、自身の経験をもとに伝えたい。
・上記を実践しようとして、トレカ屋さんでアルバイトに応募しているが、なかなか受からない。 [詳細]