この本は、ウェブメディアcakes加藤貞顕さんによる、ドワンゴ川上量生さんへのインタビューをまとめたものです。
私は、川上さんがおそろしく頭のいい人だというのは聞いていたけれど、本書を読んでその思いを強くしました。
・文系の論客は、言葉は道具だと考え、論理を手段として扱う。そして、理系の研究者は、論理的に正しいことは何なのか、ということに興味がある。
なるほど。
川上さんは文系について、こう続けます。
・結論ありきで論理を組み立てているから、論理が間違っていても認めないんですよね。もしくは、論理を少しずらして、どうあってもその結論にたどり着くようにする。一種の詭弁みたいな主張をするわけです。僕は、昔からいわゆる文化人が言う「昔は言葉に力があった。今は言葉が力を失った」というフレーズが、よくわかんないなと思っていたんですよ。
理系の人から見た文系論という感じでおもしろいですね。
そして、こういうことをひたすら考えるのって楽しいことです。私も、世の中で起こっていることに対して「何でだ?」という疑問を持つ癖、そしてそれを突き詰めて考える癖を持ち続けていきたいと思います。日々の忙しさや目の前の細かいアジェンダに振り回されないように、楽しく考える生活をしたいものですね。
■わたくし、学びのヒミツ結社の代表をしております
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